肘の痛みの原因となる病気の中でも、最悪の場合は関節が全く機能できずに動かせなくなってしまうこともある、関節リウマチ。慢性化もどんどん進み、痛みも増してくることもあるので放っておくことは出来ません。
そもそも、関節リウマチとは自己免疫における疾患で、自己免疫が関節に炎症を起こしてしまい全身への進行性もあり得る病気です。膠原病のひとつとされるくらい非常に恐い病気です。
関節リウマチの原因は、いまだはっきりと解明されていません。免疫系の異常が主なのですが、その原因は遺伝であったり細菌の影響だったりと言われています。突発的な発症も稀に見られます。免疫系統が異常に働くことで、関節包内の滑液が増幅し、それが痛みや腫れを引き起こしています。自分で自分の体を攻撃し、痛めているわけです。
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症状は最初のうちは、一箇所もしくは少ない箇所で少しずつ反映されていきます。最もよく見られる場所が、手や足の指関節、次いで手首足首や膝、肩や肘の順となります。
悪化してくると痛みや腫れが見られ、次第に間隔が長くなってきます。さらに悪化することによって、関節の変形化が進み関節として機能が破壊されていきます。最終的には強直状態といって、完全に関節として役割を為さない状態になってしまいます。
関節リウマチにおいては、発症前の状態に戻すという意味での治療は難しく、基本的に治すというより抑えるという治療法になってしまいます。関節リウマチの原因がいまだ明らかにされていないこともあり、現代医学では根本的な治療をまだ期待できないのが現状です。よって現在行われている療法としては、関節の痛みや炎症を抑え、以降の悪化を防ぐことが基本となっています。
ただし発見が早い段階では、治療に向けて早々に抗がん剤や抗リウマチ剤などの炎症抑制剤を投与し、炎症の原因を可能な限り排除してしまう方法をとる場合もあります。早ければ早いほど完治する可能性が高いからです。しかしながらこういった炎症を抑える効果が高い薬は、種類によって差があれど、同時に副作用効果も高く非常につらい闘病生活を余儀なくされます。
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