よくある肘の痛みの原因は肘の酷使と思われがちですが、実際は肘を使いすぎというよりも手首や指を使いすぎていることが原因です。
手首や指を動かすときに使う筋肉は、肘まで伸びています。手を握る動きや手首を折り曲げる動きをするときには、必ず肘周辺の筋肉が盛り上がることからそれがよく分かります。
このように肘の痛みの原因は物を持ったり掴んだりするときに、肘や手首に負担がかかりすぎて、肘関節に繋がる筋肉や靭帯を痛めて神経を刺激してしまうことにあります。
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しかし、肘の痛みの原因はそれだけではありません。痛風や関節リウマチ、感染症などの、いわゆる病気が原因で肘が痛くなってしまうことがあります。特に男性に多いのが痛風、女性に多いのが関節リウマチで、どちらも関節炎を引き起こす疾患です。感染症は主にブドウ球菌などの細菌に感染して起こる感染性関節炎や骨髄炎などが挙げられます。
これら関節に炎症を来たす疾患の症状はどれも重いものが多く、痛風は名前の由来が「風が吹いた衝撃だけで痛む」といわれるほど、痛みが激しくなる場合もあります。
肘が痛い時の主な病気は以下の通りです。
・腱鞘炎
・変形性肘関節症
・肘部管症候群
・肘内障
・上腕骨外側上顆炎、上腕骨内側上顆炎
・野球肘、テニス肘、ゴルフ肘
・関節リウマチ
・痛風
このように、ひとくちに「肘の痛み」と言っても、それが単に手を酷使して起こっている一時的なものの場合もあれば、重症化しやすい病気の症状として現れている場合もあるのです。まずは自身の肘の痛みが何が原因で起こっているのかを特定することが、治療の観点では必要不可欠です。
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