まずは肘の構造について説明していきます。肘関節は上腕骨と橈骨と尺骨の3つの長い骨に軟骨が重なって出来ている関節です。曲げ伸ばしする際は主に上腕骨と尺骨とで行っています。肘の内側は肘窩(ちゅうか)と言う少しくぼんでいる場所があり、皮膚も薄く血管が浮き出ています。
その為、点滴などで静脈に注射を行う際に打ちやすいことから、医療現場では肘の注射は多々選択される場所でもあります。
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肘の外側は分厚い皮膚に覆われていて、曲げると非常に硬く丈夫な場所です。一般的な肘のイメージは、この曲げたときに飛び出る肘頭の部分です。肘は全身の関節の中でもトップクラスの強度があり、肘だけで全体重を支えることも可能なほど強固な関節です。その強度から格闘技の場でも使用される機会が多く、ムエタイやプロレスの試合中でもよく見ることが出来ます。しかし逆に攻撃性が優れすぎていることから、肘を使った打撃を禁止するボクシングなどの例も数多く存在しています。
肘とよく比較される部位としては膝であり、役割も「腕における肘」と「脚における膝」は同じです。
また「膝枕」という言葉がありますが、これに対し「肘枕」という言葉も存在します。膝枕は他人の膝に頭を乗せて枕代わりにするというものですが、肘枕は自分の腕を折った肘の部分を枕代わりに使うというもので、普段何気なくしたことある人も多いのではないでしょうか。
ただ、正直言うと肘枕より膝枕の方がやっぱり嬉しいものですよね。
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